人工内耳の音体験

人工内耳からの音が聞かれるイヤホンを借りて両耳で聞いた感想

(大人)

・さすがによく聞こえます。聞こえすぎて、雑音もよく入るので注意したいと思いました。

・「立場に立つ」というのは難しいことです。実際に体験することで得るというのは、大切なことですね。全ての音を拾い上げる、というのが実感でき、本当に良い体験をさせてもらいました。

・小さな部屋、風呂場のようなところで聞いている感じがしました。音が響くような感じです。雑音もかなり拾うなと思いました。

・人の声がよく聞こえる代わりに、それに伴ってそれ以外の雑音も増幅されるので、神経もかなり疲れると思う。

・周囲の音をしっかり拾ってよく聞こえるものだなと感じました。そしてそれを付けて音を聞くYさんの気持ちも少し分かりました。私達も自分の声がきちんと分かってもらえるよう、声の出し方、話し方や声掛けなどを注意して、もっともっとYさんと仲良くなりたいです。

・いろいろな音が大きく入ってくるのに驚いた。声の距離感がとりにくいし、身の回りの様子を見ずに声だけ聞くと誰の声か分からなかった。

・音が突然耳に飛び込んでくるという感じを受けました。それに、やっぱり機会を通すと音も変わった感じです。とは言え、この小さい器械でこれだけの音が拾えるってすごい!技術の進歩ってありがたいと思います。

・雑音が多すぎて、よくいうと臨場感がある感じですが、目に見えない遠くの音が耳に入ってくる恐怖感もあるのではと思う。

(子ども)

・どんなところで音がなっているのかぜんぜんわからなかった。

・いつも雑音が入ってくるのでYちゃんはいつも大変だなあと思った。音の距離感がつかめないので大変だと思った。

・即聞こえました。ふつうより大きく聞こえてすごいなあと思いました。

・Yちゃんの人工内耳の音を聞いて、どこから聞こえるか分からない音ばかり聞こえて、これを毎日聞いていると疲れるんじゃないかと思いました。音のする方向感覚も分からず大変だなと思いました。

・聞こえてくるふつうの声が大きくひびいていました。

・ドンドンとする足音やみんなの声がひびいて一日大変なんだと思いました。

・人が多くてワーワー言って聞こえませんでした。

・自分の声まで聞こえてきた。

・いろいろな音がいっぺんに聞こえたのでうるさかったです。いつもYちゃんは、いろいろな音をいっぺんにきいているんだな、うるさいだろうなと思いました。

・Yちゃんは、いつもこんなふうに、聞こえていたんだなと思いました。手をたたくとすぐ雑音が入りました。

※ 先生方には理解を深めて下さり、協力体制に感謝。子どもたちは、貴重な昼休みに難聴学級まできてくれて、ありがとう。

子どもの人工内耳は、雑音など日常の音も分かること、知ることも学習なので、いろいろな音が入るようにしてあります。また、高い音が聞きづらくなる老人性難聴と逆で、低い音が聞きづらいので、そこに合わせてあります。

紹介 ぷくぷく

元小学校教諭で、34年勤めました。通常学級担任、特別支援学級(難聴学級、情緒学級)担任、通級指導教室(言葉の教室,LD/ADHD通級指導教室)担当 等勤めました。学級通信で発信してきた情報をお知らせし、これから子育てにあたる保護者の方や小学校教員、幼稚園教員、保育士に読んでもらえたら幸いです。 3人の子供を育てました。 1966年2月23日生まれ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です