昼休み、職員室までYさんの大きな声が聞こえてきます。Yさんたちが「だるまさんがころんだ」をして遊んでいました。中庭で、職員室とは反対の向きに声を出しているのですが、よく聞こえます。Yさんとしては、反対方向からの声が聞こえにくいので、みんなに聞こえるようにと声を大にして言っているのだと分かりました。
ジャングルジムでの「ジャングル鬼ごっこ」もよくやっていて、バランスの悪いYさんは、すねなどに青あざがたくさんできてしまいました。それでも、痛さより楽しさが勝っているようです。
危ないから、怪我をするからとさせないとバランス感覚(前庭覚)が育ちません。痛いのを体が学んで、自分の体の感覚(固有受容覚)が発達し、手をどのように伸ばして力を入れ、目で確認しなくても足を伸ばして力を入れ、怪我無くできるようになります。
「だるまさんがころんだ」も「ジャングル鬼ごっこ」も複数の友達がいて、成り立ちます。学校は、小さな社会性も育ちます。