難聴児と同じように音を聞き分ける困難さがあるLiDは、小中高生に約1%いるそうです。
人の話す言葉は、他の音との区別、誰が話しているか、どこから聞こえるか、声色などの区別など、たくさんのことを聞き分けないといけません。
これを通常は、普通に識別できているのですが、難聴で補聴器や人工内耳をしている人、LiDは、困難なのです。
難聴児のYさんは、初めての言葉の場合、その人の口を見ながらではないと聞き取れません。だからプリントを読み上げたり本を音読したりするときも、そのプリントや本を見ながらということが難しいのです。
LiDの人は、通常学級にいて、分からないことが多く、言葉の習得や学習に対して困難であり、更によく聞きなさいと叱られ体験が多くあることでしょう。友達とのトラブルも多く、また自尊感情も低くなることでしょう。早いうちに学校の先生や親がこの症状に気づきを持ち、特別支援の力を借りてほしいと思います。