難聴学級Yさん1年生

Yちゃんは、生まれつき両耳がほとんど聞こえませんでした。そこで、赤ちゃんの頃から両耳に補聴器をつけていました。しかし、それでもうまく聞こえなかったので、4歳1か月で、右耳に人工内耳の手術を受けました。人工内耳をつけたことで、音がよく聞こえるようになりました。

人工内耳にして2年経ち、耳の年齢は2歳児と同程度です。言葉を習得することは難しく、それでもおうちの人、病院関係者、聾学校の先生、他にもいろいろな人のかかわりを持って、言葉を増やしてきました。

小学校(通常)に入ってからも言葉を増やしてきていますが、他の子どもと比べて言葉をたくさん知りません。長い話は難しいです。みんなのおしゃべりや話し合いは聞こえないこともあるし、内容の理解ができません。

言葉を覚えたい気持ちは大きいです。難聴さんには、ゆっくり話しかけてください。

※ たくさん話しかけてください。

※ 短く話してください。

※ ゆっくり はっきり 顔を見て話してください。

言葉を切らずに話してください。(「た、く、さ、ん」と切らずに「たくさん」と)

紹介 ぷくぷく

元小学校教諭で、34年勤めました。通常学級担任、特別支援学級(難聴学級、情緒学級)担任、通級指導教室(言葉の教室,LD/ADHD通級指導教室)担当 等勤めました。学級通信で発信してきた情報をお知らせし、これから子育てにあたる保護者の方や小学校教員、幼稚園教員、保育士に読んでもらえたら幸いです。 3人の子供を育てました。 1966年2月23日生まれ

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