難聴児の雨の日の困難

Yさんは、耳の障害のためか、バランス感覚があまりよくありません。普通に歩いていてもふらついたりすることがあります。

補聴器や人工内耳で聞いている難聴者は、耳介(外に張り出している部分)で、音を拾わないので、後ろから来る自動車の音がよく聞こえません。

また、補聴器や人工内耳の精密機器は湿気に弱いです。補聴器や人工内耳の機器を外して道路を歩行すると、ほとんど聞こえなくなることはとても危険です。

それでも雨の日の歩行という経験も他の子どもと同様、必要なことです。

雨の日の歩行は特に、周りの人の手助けを必要とします。また、健聴児にとっても雨の日は傘によって、自動車の音が聞こえづらいこともあります。経験によって、傘をもって自動車に気を付けながらうまく歩けるようになります。

思いやりのある安全運転でお願いします。

 

紹介 ぷくぷく

元小学校教諭で、34年勤めました。通常学級担任、特別支援学級(難聴学級、情緒学級)担任、通級指導教室(言葉の教室,LD/ADHD通級指導教室)担当 等勤めました。学級通信で発信してきた情報をお知らせし、これから子育てにあたる保護者の方や小学校教員、幼稚園教員、保育士に読んでもらえたら幸いです。 3人の子供を育てました。 1966年2月23日生まれ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です