Yさん(2年生)は、毎日の小テストなど間違いがあると、すぐ目に涙を溜めます。
そこで、「なぜ、涙が出ているんですか?」と質問します。そして、答え方も紙に書いて教えます。「まちがってくやしいからなみだが出ました。」などです。
泣いているのにそれを質問し、言葉の勉強をすることは本人にとってつらいことだと思います。しかし、そのおかげで「どうして」とか「なぜ」などの質問に、「・・・・だから・・・・です。」と、答えられるようになってきました。
月曜日はA先生に「汗びっしょりだね。どうしたの?」と聞かれて、「ジャングルジムでたくさんあそんだから、あせびっしょりになりました。」と答えることができたので、びっくりしました。
廊下ですれ違う先生によく話し掛けられます。なるべく、自分で考えて答えられるようにしたいです。
悔しい気持ちをばねにするか、力を無くすかは自分次第。Yさんはばねにする力が大きいようです。