正常性バイアスと不安感と自閉症スペクトラム

普通、普段は、自分は安全、大丈夫(正常性バイアス)と認識して生活しています。

何かどこかで事件事故災害などが起こるたびに反応していると、精神的に疲れてしまうので、そのようなストレスを回避するために自然とが働き、心の安定を守る作用が備わっています。

でも、実際に地震や津波などの災害が起こった時に正常性バイアス(誤った安心感)が働くと、準備ができなかったり、逃げ遅れたりすることもあります。

そう考えると、不安感も大切な感情です。

しかし、毎日が不安な状態が続いているとすると、大変ストレスに感じていることも理解できます。自閉症スペクトラムの子どもは、毎日が不安なことと捉え易いです。ですので、学校では、安心感を持たせることが大切で、予定を見えるように表示し、予定が変わる場合は、目で見える形で説明し、不安のない学校生活を送らせることが必要です。

家庭において、融通が利かないと感じる子どもがいたら、変化に不安を感じている子どもかもしれません。毎日同じことの繰り返しの方が不安がないからです。

ADHDの場合は、逆に、正常性バイアスの働きが強く、根拠のない自信があり、変化を求め(刺激を求め)突飛な行動に出ることがあります。正しい身の守り方を教えていかなくてはなりません。

紹介 ぷくぷく

元小学校教諭で、34年勤めました。通常学級担任、特別支援学級(難聴学級、情緒学級)担任、通級指導教室(言葉の教室,LD/ADHD通級指導教室)担当 等勤めました。学級通信で発信してきた情報をお知らせし、これから子育てにあたる保護者の方や小学校教員、幼稚園教員、保育士に読んでもらえたら幸いです。 3人の子供を育てました。 1966年2月23日生まれ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です