バランスの取れた食生活を!
不注意や多動性、衝動性は、小学1年生では当たり前にあります。脳の働きが発達段階にあるからです。
脳を働かせるためには、いろいろな栄養素が必要です。脳は、栄養素をためておくことができないので、バランスの取れた規則正しい食生活が大切です。朝食抜きなどは、もっての外です。
深く関係しているのが、セロトニンという神経伝達物質といわれています。
セロトニンの素になる栄養素とそれを含む食品の例
1.トリプトファン・・・卵、豚肉、鶏肉、魚、牛乳、落花生、アーモンド、バナナ、サツマイモ、大豆、豆腐 など
2.ビタミンB6・・・・牛乳、レバー、バナナ など
3.カルシウム・・・・・海藻、牛乳、小魚、春菊、豆腐、ごま、チーズ など
セロトニンの材料となる3つの栄養素をバランスよく含んでいるのは、牛乳です。
牛乳は、飲みなれていないと、牛乳の消化酵素が少なくなっていて、飲みづらい子どももよくいます。アレルギーのない子どもは、積極的に与えた方が脳を鍛えることになるので、お勧めします。
逆に、スナック菓子、加工食品、清涼飲料水の過剰摂取は、脳の成長を妨げると考えられます。カルシウムの吸収を阻害するリンの摂取や脳の成長を促進させる亜鉛が不足するからです。